Chameleon - Harbie Hancock 変幻自在のアイデアと思考
2013/8/19時点の記事です。
via.Instagram/nicoliebolieee
物事を俯瞰で捉える。
作業の中心部で引っ張るのではなく、少し離れたポジションで冷静を保つ。
良いアイデアを得るには、全体を把握するのは必須だ。
しかし、そういった整った環境ばかりではない。今日は音楽の力を借りよう。
Chameleon
Herbie Hancockのアルバム、Head Huntersに収録。Herbie hancockが、JBや、Sly Stoneとの交流を経て、新たな一歩を踏み出した名盤中の名盤。マニアにとっては、衛星ではなく、恒星ミュージック。
テーマとなっている、シンプルなベースリフは絶妙な間のブレーキがあり、それ単体ではグルーヴしそうにない。
しかし、ドラムやホーンセクションなどが彩りを加えるコーラス部分を経てのターンアラウンドでは、リスナーの身体にリズムが刻まれ、もう既に、曲の世界に引き込まれてしまっている。
極限まで、音数が削られているのは、そこに至るまで、幾多ものセッションをして、思考が積み重ねられている証。
中盤の変拍子部分といい、幾つもの布石がこの曲を変幻自在にしている。
アイデアが浮かんだら、それを最大限に活かす更なるアイデアを捻り出す。
現状から実現までに必要なステップを設定し、ステップをクリアする毎に、それ迄の過程に漏れが無いかチェックする。
でも、現実は甘くねえ。今回はそっちのパターンだ。
本当の自分自身になる。
物事を俯瞰で捉える。これは本当に自分自身さえ捨て去らなければできはしない。でも、偉大な芸術家、岡本太郎は言った。“本当の自分自身になる事が人生の目的だ”と。Jazzをど真ん中から、ぶっ壊したMiles Davis然り。
一体どっちが、正解⁈
それを決断する事が、きっと、男の仕事なんだろう。
気になる貴方はiTunesをチェック‼